自分が好きな漫画の感想などを書いています。時々、不得意なジャンルの漫画なども読んでみて、感想も書いています。漫画についての感想、情報を書いているサイトになっています、
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第3号「デビルマン」
悪魔は存在する。
若い世代にはいまいちピンとこない作品かもしれないが、ある年代から上、あるいはクリエーターを名乗る人々にとって、この作品はある種の道しるべなのだ。
作品誕生のきっかけはアニメとの平行連載であったと、原作者の永井豪先生はおっしゃっていた。
しかし掲載誌が少年マガジン、今も読者層が他の少年誌よりも少し高いところから、内容をより大人にするべく描き始めたという。
アニメならば悪魔は存在する、で説得力をもたせることもあるいは可能なのだろうが、漫画、特に年齢層が高い読者を納得させるには、ストーリーと主人公を悪魔の世界へ引っ張っていく存在が必要となる。それが飛鳥了だった。
この作品、前半は飛鳥了が主人公であり、不動明が主人公となるのは最終巻ほどであろう。
未読の方には一言言いたいのは、過激描写が凄まじい。とにかく後半の悪魔狩りは残忍極まる。永井先生曰く「心の奥底から引き出した部分」というだけのことはある。
そして最終戦争、衝撃にクライマックスへと物語は怒濤の展開となるのだ。
未だに世界中のクリエーターに影響を与え、別の世界観ではあるが連載は今も続けられている。
この世界観、耐えられる人には是非とも読んでいただきたい!