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アメコミ:オールスタースーパーマン
確実に一歩を踏み出す恋の物語
「いとなみいとなめず」

・漫画おすすめ 感想
いとなみいとなめず、は水瀬マユ原作の恋愛漫画である。
物語は実直でこれまで恋愛経験のない、清は毎日通っている弁当屋のアルバイトの澄に恋をする。
男であるからこそ清は澄のいろいろなことを妄想して悶々とする日々が続いた。
不動産会社で働く清の先輩は、恋愛に積極的で、既婚者でもあるから色々とアドバイスをくれるが、清は澄の顔を見るだけで、精一杯だった。
しかし意を決して告白すると、なんと澄はまだ高校生だったのである。
落ち込む清はあきらめることにするのだったが、澄のほうから「卒業するまで待っててもらえますか」と言われるのだった。
そして月日が流れ卒業した澄。
両親のいない澄は祖父母に育てられ、恋愛経験がなかった。
そんな二人は澄の卒業と同時に結婚するのであった。
恋愛経験も同棲すらもしたことのない二人の、何もかもが初めての結婚生活が幕を開けるのだった。
こうして始まった二人の新婚生活。
恋愛経験のない人ならば、こういうこともあるんだ、と思うかもしれないが、恋愛経験、結婚というものを知っている人が見ると、笑える漫画である。
しかし二人のまっすぐすぎる気持ちは時にぶつかり合い、すれ違ってしまう。
もちろん結婚に平坦なものはないのではなるが、特にここに描かれる二人の結婚は、付き合いというものがなく、いきなり結婚だったので、普通の結婚異常に山あり谷ありの生活が待っている。
それを微笑ましくも暖かく描いている。
映画らも綺麗で、それでいてやさしさが伝わってくる絵柄になっているので、読みやすいと思う。
疲れた時におすすめの一作である。