自分が好きな漫画の感想などを書いています。時々、不得意なジャンルの漫画なども読んでみて、感想も書いています。漫画についての感想、情報を書いているサイトになっています、
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数年前、「20世紀少年」がブームを巻き起こし、映画化までされ、その犯人「ともだち」の正体に関しては未だに議論されるところだ。
そのブームの後に浦沢直樹氏が手がけたのがこの「ビリーバット」だ。
物語は日系アメリカ人の漫画家が、アメリカでビリーバットというコミックを書いていた。
しかしそれを日本で見た、という証言があり、自分は盗作をしたのか、という疑問を抱え、戦後の日本へとやってくる。
そこから事件は大きく動き出す。
このマンガ、史実、歴史的事件を絡めて物語は様々な時代を行き来する。
共通するのはビリーバット。それぞれの時代、それぞれの主人公が求める、ビリーバットとは何なのか?
浦沢直樹氏はもしかすると、自分なりの「火の鳥」を書こうとしているのかもしれない。
火の鳥を読んだら少年は、夕方まで動けないほど衝撃を受け、今はマンガを職業としている。その少年だった浦沢直樹氏は、あの衝撃を自分流に咀嚼して、ついにペンへとベクトルを向けたのかもしれない。
私はまだ、序盤までしか読んではいないが、このマンガ、忍者も出てきます。キリストらしき人も出てきます。
すごいですよ、本当に。
歴史をまたにかけた壮大な謎解き。