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漫画レビュー

自分が好きな漫画の感想などを書いています。時々、不得意なジャンルの漫画なども読んでみて、感想も書いています。漫画についての感想、情報を書いているサイトになっています、

漫画:サラリーマン金太郎~マネーウォーズ編~とお金儲け3

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漫画:サラリーマン金太郎~マネーウォーズ編~とお金儲け3

毎度様です、ジンでございます。
本日の漫画ブログは、サラリーマン金太郎とお金儲け第三弾。
日本はマネーウォーズをしかけられる!
    ↓

「サラリーマン金太郎」の画像検索結果
第61号「サラリーマン金太郎~マネーウォーズ編~

先日、NHKの番組を見ていたとろこ、こういうランキングが出ていた。

世界の国別収入ランキングベスト100。もちろんアメリカ、中国などは堂々の上位ランクに入り、日本もまた上位5カ国に名前を連ねていた。

しかしここからが面白い。国家収入ランキングに企業収入ランキングを重ね合わせたところ、なんと100位以内のほとんどの国々が企業に追い落とされ、半分以上がグローバル企業の名前で埋め尽くされていたのである。

歴史上、おそらく国家の収入を企業が上回る時代は無かったと思われ、歴史は今、金が力を最大限に所有する時代を迎えているのかもしれない。

そんなことを思いながら、読むとまだ、このマネーウォーズ編もあながち現実離れした話には思えなくなってくる。

この漫画が発行されていた時代は、堀江貴文氏がライブドアで力を振るい、ニッポン放送を買収しようとしていた時代である。

それとこの第2巻は重なるところがある。

テレビ局買収に乗り出した金太郎ファンドは、世間から多くの視線を向けられていた。

そんな折り、知り合いのヤクザの親分本城から呼び出される。そこでテレビ局の株を売れとすごまれる。

そこで金太郎は今の額ですべての株を売却すると言い出す。しかしそれでは税金などで赤字がでることを心配する本城親分だったが、金太郎は笑い飛ばす。ナビリアの利益で何とか補えると。

そして金太郎は条件をつけた。テレビ局の株を民放で均等に配分し、しがらみの無いテレビ局の製作を提案したのである。

本城はこの条件を呑み、日本初のしがらみの無いテレビ局が誕生したのであった。

これは金太郎にとって最初からのもくろみであったが、世間は金太郎が赤字覚悟で株を売却したことを知らず、儲けたと勘違いして罵声を浴びせるのだった。

そんな中、警視庁は外資を本社に持ちながら、日本のテレビ局の株を20%以上保持したことが違法であるとして、金太郎ファンドに捜査に入る。

だが金太郎はリフレッシュ休暇と言いだし、海へ出てマグロを釣っているのであった。

そこへ警視庁の捜査官がやってきて、金太郎は警視庁へとおもむき、逮捕されるのであった。

同じ頃、先物取引の現場では、日本国債に関する怪しい動きがおきていた。その裏には怪物、ジョー・ロスの影があった。

ジョー・ロスは語る。
「国家より企業の利益が優先される。それがグローバル化だよ」

そしてジョー・ロスによる日本つぶしが始まる。

国債を安値にまで引き下げる罠をはり、ストップ安にしたところで、買いたたいたのだ。

昔のコネを使い、釈放された金太郎はすぐさま飛行機へ飛び乗る。そしてむかった先には中央アジア諸国の国王たちがあつまる会議の場であった。

そこで金太郎は投資を願い出る。金額は1兆ドル。

日本の救世主、金太郎が動き出す。

ますますスケールが大きくなるマネーウォーズ編。しかしながら作中には経済とは、人間の生きる場所とは、という問いかけが何度も出てきている。

個人的な意見を述べるのであるならば、金で金を生み出すことを悪とは思わない。しかしながらそこに犠牲者が出るのであるならば、やはりそれは悪であるとしかいえない。

現在、国家と企業との間で多くの裁判がおこり、国家が企業に敗訴すれば、国家予算を傾かせるほどの賠償金を支払わなければならず、結局、そこで不利益を被るのは国民となるのだ。

史上最大にまで金の力が強力になった現代において、果たしてこのまま突き進む資本主義でようのだろうか?

そこは疑問符が残るところである。
「サラリーマン金太郎」の画像検索結果
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作 者:本宮ひろ志
発 行:集英社
掲 載:週刊ヤングジャンプ


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