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漫画レビュー

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漫画:栞と紙魚子 その2

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漫画:栞と紙魚子 その2

この面白さを伝えたくて、第二弾を書く事としました。

「栞と紙魚子 クトゥルーちゃん」の画像検索結果

諸星大二郎 氏は超大作を書くうえでも、短編を格上でも、それほどに長い話を書く人手は無いので、読みやすい。

栞と紙魚子の物語も、起承転結がしっかりした、できの良い短編小説を読んでいる気分になる。

しかし面白い。

諸星大二郎 氏はデビューの頃よりクトゥルー神話に影響を受けており、これが今回の栞と紙魚子にも影響を与えている。

それが如実に表れているのが、段一家の話である。

ある日、紙魚子が栞の家へ向かう途中、不思議な女の子と出会う。紙はボサボサでどこか人間離れしたその子供は、ペットを探していた。

ペットの名は「ヨグ」。クトゥルー神話がお好きな方なら分かると思う。そう、あのヨグである。

そしてヨグは首をももがれても再生する不気味な生命体として登場する。

またある日、栞がアルバイトのベビーシッターとして赴いた家があの少女「クトルちゃん」の家であり、父親はホラー作家の段さん。そして母親は外人としか言っていないが、人間界の外から来たと思われる巨大な顔の人物だ。

この一家の話は不気味だ。そしてシュールなギャグが笑えてくる。

日常に突如として一家として登場する神々。これは本当に笑える。

また手塚治虫 氏が認めた諸星大二郎 氏の絵柄はやはり凄い。現代の作家のように書き込みが凄いわけでも、とびきりうまいわけでもない。ただ諸星大二郎 氏にしか書けない絵になっている。

やはり奇才、諸星大二郎なのだろう。




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