自分が好きな漫画の感想などを書いています。時々、不得意なジャンルの漫画なども読んでみて、感想も書いています。漫画についての感想、情報を書いているサイトになっています、
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第25号「バガボンド」
SLAM DUNKで一躍有名となった井上雄彦氏が、次に世に知られたのがこの漫画である。
バスケットで現代劇を書き、いきなり時代劇とは、度肝を抜かれたのを覚えている。 宮本武蔵を主人公に、武蔵が強さを求めていくのを、独特の視点で描き、強さの哲学が感じられる。
そしてこのマンガのもう一つ独特なところは、武蔵から途中で主人公が佐々木小次郎に変わる。しかも小次郎は耳が聴こえない設定だ。
この二人を入り混じりながら、巌流島までを描くものと思われる。 しかし井上氏は、小次郎編を書いている途中で、ますが連載に追われる自分と、小次郎が重なってしまいました、書けなくなった時期がある。
それを乗り越えたバガボンドは、筆で書かれるようになり、もはや水墨画の領域に入っている。 マンガを超えたマンガであろう。 この領域、入ったら抜けられません。